俳優、歌手としてマルチな才能を発揮している星野源さん。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などで俳優として活躍し、同ドラマで主題歌も担当されました。
そんな星野源さんですが、実は過去に病気を患っており、一時期は命の危険さえもあったと言われています。
星野源さんは一体どんな病気を患っていたのでしょうか。
そして現在は後遺症などあるのでしょうか。
今回は星野源さんの過去の病気や現在の状態についてご紹介していきます。
目次
2012年に星野源さんが「くも膜下出血」で入院し手術!
星野源さんは2012年12月頃にくも膜下出血で入院、手術までされています。
くも膜下出血と聞くと、年配の人が患うイメージですが、当時の星野源さんは32歳と若い方の部類に入ります。
12月頃に入院と手術をした際、芸能活動は休止され、翌年の2月にスピード復帰を果たされています。
今後は「しばらくの間お休みを頂き、回復に時間を充てさせて頂きたいと思っております」と活動休止を発表しているが、「本人の体調を見ながら来年春頃の復帰を目標に、準備を進めてまいります」と早期復帰を目指すとしている。
引用元:星野源がくも膜下出血で手術 活動休止も術後は「良好」
若いということもあって回復が早かったのかもしれません。
この時のことを当時担当していたラジオでは「病気になったことにより、より音楽が鮮明に聞こえるようになった」と語りました。
倒れてよかったと思うことがいっぱいあって。何より、音楽が新鮮に聴こえるようになりました。スポンジのようにいろんな音楽を吸収していた二十歳の頃のピュアな気持ちに戻った感じで、何を聴いていても楽しい。何を見ても面白いんです
引用元:星野源、くも膜下出血から快復「病気が教えてくれたこと」
さらに倒れたことによっていつか死ぬ、ということが身近なものであることを実感でき、周りの目を気にすることなくよりいっそう好きなことに取り組めるようになったそうです。
いつか死ぬ――それが身近にわかったので、周りの目を気にせず、より好きなことをやっていきたいと思うようになりました
引用元:星野源、くも膜下出血から快復「病気が教えてくれたこと」
しかしその後、再診を受けた際状況があまりよくなく、再入院されました。
2014年9月に退院されています。
それまでは休業されていたそうで、当時はテレビでも取り上げられていたそうです。
そして現在に至るまで、問題なく芸能活動をされています。
くも膜下出血とはどんな病気?
星野源さんを襲った病気、くも膜下出血はとはいったいどんな病気なのでしょうか。
名前だけは聞いたことあるけど詳しくは知らない、という人も多いのではないでしょうか。
くも膜下出血とは脳を覆っている組織(髄膜)の内側層(軟膜)と中間層(くも膜)との間にある隙間から出血してしまう病気です。
原因として多いのは動脈こぶの破裂と言われています。
動脈こぶが破裂してしまうと激しいめまいに襲われ、一時的に意識を失ってしまいます。
くも膜下出血は脳卒中に分類され、男性より女性のほうがかかる可能性が高いと言われている病気です。
引き起こしてしまう原因の一つに頭部外傷などがあります。
外からの強い刺激により、髄膜内に一時的に血の塊ができ、それが破裂する、ということです。
しかし必ずしもくも膜下出血になるとは限らず、CTなどを撮ってみて初めて診断がつくという形です。
くも膜下出血を患う年齢は40~65歳ぐらいの年齢に多いため、当時32歳だった星野源さんはかなり若いほうだと考えられます。
くも膜下出血は急に症状が出るのではなくいくつかの予兆があります。
感じたことのない激しい頭痛だったり物が二重に見えたりすることが増えていると、脳内でなにかが起きている可能性があるので注意が必要です。破裂が起きると早くて数分、遅いと数週間後に症状が現れるとも言われています。
もし、これまで感じたことのない頭痛を感じたら迷わず医師に相談することをおすすめします。
星野源さんはデビュー前にも病気を抱えていた!?
くも膜下出血を乗り越えた星野源さんですが、実は過去に別の病気も患っていたそうです。
一体どんな病気を患っていたのでしょうか。
モニカ病
「モニカ病」について「笑っていいとも」に出演された際に話しています。
実はこの病名、正式名ではなく星野源さんご本人が付けた病名です。
症状としては肛門のすぐ上あたりを突然激痛が走るというものです。
その悶えている時の姿が吉川晃司さんの「モニカ」という曲のダンスに似ていることから星野源さんが曲名と同じ名前をつけました。
モニカ病の由来について、星野は「痛がっている様子が、吉川晃司さんが『モニカ』を歌っている時の動きにすごい似ちゃうから、なんとなくモニカ病って付けてたら」と明かした。
引用元:星野源、『ぴったんこカン・カン』に3年ぶり出演 安住アナ「私は存在自体がファンですから」
前触れもなくお尻の上に激痛が走るのは結構つらかったではないでしょうか。
ちなみにこの病気は正式名称があり、「消散性直腸肛門痛」という病気だそうです。
消散性直腸肛門痛は治療法が確立されていないため、ブロック注射などで痛みを緩和する方法がとられています。
パニック障害
パニック障害はは星野源さんがデビュー以前に発症された病気です。。
小学生時代にいじめにあっていたことが。原因でパニック障害を引き起こし、高校生ぐらいまではは精神安定剤を飲まなければいけないほど精神的にかなり病んでいたそうです。
そんな星野源さんを救ってくれたのがクレイジーキャッツの「だまって俺について来い」という曲です。
この曲を聞いて、少しずつパニック障害が落ち着いていったそうです。
少年時代、いじめにあっていたという星野。それが原因でパニック障害を発症した星野は、精神安定剤を服用するような日々が続いたという。高校生になってもその症状は治らず、学校に行けなくなり、家も出れなくなった。そして、いわゆる不安神経症を患う。ひどく追いつめられた高校時代、星野はクレイジーキャッツの『だまって俺についてこい』という一曲に出会う。“そのうちなんとかなるだろう”という歌詞に救われたという星野は「当時の自分は完全に絶望していて、俺はこれから完全に狂ってしまうんだと思ってたときに、『そのうちなんとかなるだろう』ってあの声で歌われたときに、これを信じるしかないというか。(中略)自分にとっては、物凄い命綱みたいなもんだった」と語る。
引用元:星野源『情熱大陸』で闘病の日々語る「辛いことの中には、意外と面白いのが混じっている」
病気は完治した?今後再発の可能性はない!?
くも膜下出血を経験した星野源さんですが、発症から5年以上経過しています。
現在は問題なく音楽活動をされていることから、再発している可能性は低いと思われます。
パニック障害のほうも落ちついていると語っていますが、モニカ病については不明なままです。
くも膜下出血、パニック障害のほうは完治していると言えるのではないでしょうか。
「辛いことの中には、意外と面白いのが混じっている」と過去の闘病を振り返る星野源さんの今後に期待!
過去に大変な病気を患っていた星野源さんですが、現在は元気よく音楽活動に専念されている姿をよく見かけます。
テレビCMに自身の楽曲と共に出演されていたり、パーソナリティーを務めるラジオも好調な様子です。
過去の闘病経験を生かし、今後ますます躍進していくであろう星野源さんのこれからに注目していきましょう。