将来の日本サッカー界を担う若き天才久保建英選手。
10歳から海を渡り、スペインのバルセロナの下部組織で揉まれ海外サッカーを経験。
そんな久保建英選手にはもう一つ注目されていることががあります。
それが、通訳なしで受け答えできる「スペイン語」のレベルを習得していること。
海外メディアからも「完璧」と絶賛されるその流暢なスペイン語レベル。
え?なんでそんなにスペイン語話せるの?
なんて驚いた人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな久保建英選手の流暢なスペイン語のレベルの動画。
その言語習得までの勉強方法について詳しくお伝えしていきたいと思います。
目次
スペイン語がペラペラレベルの久保建英【動画】
久保建英のプロフィール
名前;久保建英(くぼたけふさ)
生年月日:2001年6月4日(2019年6月現在18歳)
身長/体重:173cm/67kg
出身: 神奈川県川崎市麻生区
ポジション:フォワード、ミッドフィールダー
物心ついた時からサッカーを始め、小学校1年生で川崎市の強豪、FCパーシモンに入団。
そして、小学2年生の時に日本開催バルサキャンプに参加。
転機は2009年の小学3年生の時。
バルサスクール選抜としてソデクソ・ヨーロピアン・ルーサスカップに出場。
バルサは3位に終わるも、久保建英選手は大会MVPを獲得。
帰国後、川崎フロンターレ下部組織に入団し、プレー。
そして、前年の大会で目をつけられた久保建英選手。
2010年の小学4年生でバルセロナ下部組織と契約が決まります。
通常は13歳以上のスペイン人でなければ入団できない、カンテラといわれる下部組織。
久保建英選手はここにわずか9歳で迎えられました。
あのメッシでさえ入団は13歳での入団。
その期待のされようは地元でも、ものすごいニュースになりました。
その後、2011年からバルセロナ下部組織に入団し2015年3月に帰国。
2015年に帰国するまで約4年間をスペインで過ごしました。
日本帰国後は、中学3年生のときに飛び級でFC東京U-18に昇格。
その後16歳でFC東京とプロ契約を結び、横浜F・マリノスを経て
2019年6月14日スペインのレアル・マドリードへ移籍する事が決定。
日本の将来を担う逸材です。
通訳なしで受け答えできるレベルのスペイン語【動画】
こちらの動画を見て頂きいたのですが、久保建英選手のスペイン語のレベル。
よく、海を渡った選手なんかがちょっとしたリップサービス現地の言葉で挨拶をする。
そんな光景をよく目にしますが、久保建英選手に関しては、そんなレベルではありません。
スペイン語の記者に対して流暢なスペイン語で回答。
つまり、しっかりとコミュニケーションができているのです。
こちらは、別の久保建英選手のスペイン語レベルがわかるインタビューです。
上の動画のインタビューを訳してみると大体こんなニュアンスです。
記:****** 久:えー、前半はそれ以上のことはできなかったですが、後半は彼らは私たちのプレーに慣れ、うまくやられました。(※記者の質問と前の文脈がわからないため、一部内容の意味が不明です。)
記:****** 久:今日の経験は将来には役立つと思いますが、今私たちはコパアメリカでプレーしているので、年齢は全く関係ありません。だから年齢を言い訳にすることはできないし、私たちは代表なので次の試合を勝つためにできる全てのことをしなければならない。
記:****** 久:はい。でもそれは何の意味もありません。私は試合に勝ちたかったです。 記:****** 久:えー、まだ少なくとも2試合残っているので、自分というもの(のプレー)を出してみます。
簡単なスペイン語ではなく、細かなニュアンスを交えながらしっかりと自分の意見・考え。
そういったニュアンスのスペイン語を話せるレベルです。
10歳にしてすでにペラペラレベルのスペイン語【動画】
こちらも久保建英選手のインタビュー動画。
この時は驚くべきことになんと当時10歳
日本からスペインに来て1年足らずでこのスペイン語のレベルなのです。
では、気になるのがその言語習得方法。
一体どんな英才教育を受けたの?
なんて思ってしまいますよね。
その言語習得方法は次の章でお伝えしたいと思います。
久保建英はハイレベルなスペイン語をどのように勉強したのか?
最初は全くスペイン語を話せなかった久保建英
実は、久保建英選手は幼少期からスペイン語をずっと勉強していたのか?
と思いがちですが、そうではありません。
久保建英選手がスペインに渡ったのは小学3年生の10歳の時。
もともと川崎市立西生田小学校に通学していましたが、小学校の4年生の時にバルセロナの下部組織に入団。
それをきっかけに、母親と弟と一緒にバルセロナへ引っ越し。
バルセロナ市内私立小学校へ転校し、卒業しました。
なので、それまでは普通に日本の小学校で過ごし、日本語しか勉強していない状態でした。
いきなり日本語しか話せない状態でスペインの学校に飛び込んで行ったということです。
久保建英選手は当時のことをこう語っています↓
──スペインに渡ったのは何歳の時?
久保「9歳か10歳っすね。」
矢島「その時はもう(スペイン語の)勉強とかして行ったの?」
久保「いや、勉強とかはほぼせずに、スペインに着いてから寮みたいなところで、何人かの外国籍の選手と一緒に・・。それである程度上達したら現地の学校にポイッ!と放り込まれる感じですね」──スペインに行って、環境の違いなどビックリしたことは?
久保「最初、学校のテストで名前をどこに書けば良いかわからなくて0点が当たり前みたいな」
矢島「学校はFCバルセロナが用意するの?」
久保「提携というか、遠くから来ている人が通うようなところです」
久保建英はスペイン語でスペイン語を覚えた?
そして、いきなり何もわからない状態でポイっと現地の学校で放り込まれた久保建英選手
なんと驚くべきことに・・・
バルセロナに引っ越してからわずか2カ月後にはスペイン語を使いこなしていたそうです。
その当時の様子を久保建英選手はこう語っています↓
「大学とかではなくスペイン語をスペイン語だけで覚えたので・・そういうの(外国語の授業で教わる型みたいなもの)を気にせずに、みんなが喋っていることを覚えていった、みたいな。そっちの方が多分覚えやすいですね」
このように、「スペイン語をスペイン語で覚える」
という赤ちゃんが言語を習得する方法と同じ方法でスペイン語を習得していったのです。
久保建英から学ぶ語学習得の極意とは?
久保建英選手がスペイン語を学び始めたのは当時10歳。
10歳といえば、そもそも母国すら怪しい状態。
確かに、そのような母国語も怪しい状態。
そのような状態だったのでスペイン語をスペイン語で覚えるという返って自然に覚えることができた。
そんな見方をすることもできます。
しかし、実はこの久保建英選手がその母国語を返さずに言語を習得する方法。
いわゆる赤ちゃんが覚えるような学習方法は非常に言語習得に合理的な方法なのです。
上の動画でも解説されていますが、この「赤ちゃんと同じ言語習得方法」
多くの言語を学びたい人に取っては目から鱗の学習方法ではないでしょうか。
久保建英のハイレベルなスペイン語力は大きな武器になる
コミュニケーションが重要視されるサッカーという競技。
そんな競技において、多くの強豪リーグで使用されるそのスペイン語のハイレベルな語学力。
これは、早くから海を渡った副産物でもあり、久保建英選手にとって今後のサッカー人生において大きな武器。
そうなることは間違いないでしょう。
「言語の壁がない日本人サッカー選手」
そんな未だかつてないポテンシャルを持った久保建英選手には期待しかありませんね。
これからのご活躍を楽しみにしています!