近年急成長を続ける公立校の星・明石商業。
そんな明石商業を引っ張るリードオフマン来田涼斗(きたりょうと)。
来田涼斗のバットで試合を決めた試合は数知れず。
下級生の頃から早くもドラフト候補とされ、高校No1外野手との呼び声も高い来田涼斗。
今回は、そんな来田涼斗について詳しくまとめてみました。
目次
明石商業のリードオフマン来田涼斗(きたりょうと)
プロフィール
名前:来田涼斗(きたりょうと)
学校:明石商業
ポジション:外野手
投打:右/左
身長:180cm
体重:82kg
1年生から強豪・明石商業の1番に座り大車輪の活躍
部員数120人を超える大所帯の明石商業。
そんなチームにおいて、入学早々の1年春からレギュラーで活躍する来田涼斗選手。
俊足好打の三拍子揃った外野手。
巧みなバットコントロールで、広角に打ち分ける高い技術を持ち、低めの変化球にも崩されながら長打が打て、対応力も高く、そのタイミングの撮り方の上手さは大阪桐蔭時代の藤原恭大以上とも評価されています。
50m走5秒9、遠投100mという高い身体能力を持ち、守備のレベルも高く、高レベルで三拍子揃った好打者。
入部直後の春の近畿大会では1番レフトで公式戦デビューし、大阪桐蔭で現中日の根尾昂から安打を放っています。
2019春の選抜出場では、史上初の先頭打者ホームランとサヨナラホームランを達成。
身体能力や技術だけでなく、その本番での勝負強さも大きな持ち味の一つです。
明石商業の来田涼斗の小学校〜中学校時代の野球経歴
有瀬小学校時代は伊川谷キングスターズに所属
そんな来田涼斗選手は一体どのような野球経歴を送ってきたのか?
来田涼斗選手は地元の少年野球チームからそのキャリアをスタートさせています。
兵庫県神戸市生まれの来田涼斗選手。
小学校1年生の時に3歳上の兄が所属していた地元の軟式少年野球チーム「伊川谷キングスターズ」に入部。
この有瀬小学校の学区で硬式を除く軟式野球チームに入ろうと思うと練習場所が有瀬小学校のこの伊川谷キングスターズが最も地元のチームになります。
その後、小学校六年生から近隣の創部35年の明舞ネオボーイズに所属しました。
おそらく、もっとレベルの高いチームでやりたいという理由だったのでしょう。
「同学年の中でも体はずっと小さい方だったんですけど、小5くらいから大きくなり始め、ホームランも打てるようになりました。小6の時のポジションはショート兼ピッチャーで、打順は1番か3番。足も速かったので盗塁はしまくってましたね」
そうインタビューで答えるように、小学生の時代から早くも頭角を現していきました。
有瀬小学校時代はオリックスバファローズジュニアにも選抜
また、小学校6年生の明舞ネオボーイズ時代にはオリックスバファローズジュニアにも所属しています。
中列の一番左が来田涼斗選手になります。
昔もバリバリ今の面影がありますね〜。
このプロ球団のジュニアチームは小学5・6年生で編成され、いまやプロ野球の踏襲門とも呼ばれています。
過去にはロッテジュニア→近藤健介(日本ハム/11年4位)、DeNAジュニア→松井裕樹(楽天/13年1位)広島ジュニア→田口麗斗(巨人/13年3位)、オリックスジュニア→森友哉(西武/13年1位)、巨人ジュニア→オコエ瑠偉(楽天/15年1位)などなど….
今やプロ野球で活躍するそうそうたるメンツもこのプロ野球のジュニア出身です。
「野球を始めて以来、漠然とした夢に過ぎなかったプロへの思いが強くなったのはこの頃だったと思います」
とインタビューで本人も語るように、このハイレベルな大会を体験し、結果を残せたことが大きな自信につながったのでしょう。
長坂中学校時代は地元の強豪シニアチーム神戸ドラゴンズに所属
↑下から2段目の左から五番目のちょうど中心が来田涼斗選手です。
中学時代は結構細身ですね!
長坂中学校では校内の軟式野球部には所属せず、ヤングリーグ所属の硬式クラブチーム「神戸ドラゴンズ」でプレーした来田涼斗選手。
この神戸ドラゴンズはヤクルトの坂口智隆選手や西武の栗山巧選手などを輩出する神戸屈指の名門校。
そんなチームで主に3番・センターとしてチームをけん引し、2年夏には全国大会優勝を経験。
通算25本塁打、打率5割超えをマークするなど、高いレベルでもずば抜けた成績を残します。
ヘッドスピードは中3の時点で「149キロ」を記録。
スイングスピードの鋭さは中学球界において出色の域に達していました。
「小学6年生の頃から、スピードとパワーを体に刷り込むイメージで重いバットを100回振った後に軽いバットを振るという流れの素振りを続けてきました。もしかしたらそれがスイングスピードの速さにつながったのかもしれません」
そうインタビューで語るように、来田涼斗選手の代名詞とも言える、抜群のスイングスピードは、この頃から意識してトレーニングしてきた賜物でしょう。
また、自慢の俊足も 中2の時点で6秒4だった50メートルタイムは中3になると6秒1を記録。
盗塁を量産する一方で、盗塁を試み、アウトになった経験は中学3年間で一度もなかったといいます。
明石商業の来田涼斗は中学校時代に28校からスカウト
大阪桐蔭など28校からスカウトを受ける
そんな硬式のボーイズリーグでずば抜けた成績を残した来田涼斗選手。
自身も神戸出身であり、履正社や大阪桐蔭など、関西の名門校から数々のスカウトを受けその数はなんと28校にも及んだようです。
当然、来田涼斗選手もそのような既定路線を歩むのかと思われましたが、選んだ先はなんと地元兵庫の明石商業。
その理由が「兄が行けなかった甲子園に行きたかったから」
来田涼斗の兄・渉悟を追いかけ明石商業に入学
来田渉悟さんは来田涼斗の3つ上のお兄さんです。
来田涼斗選手そっくりですね!
来田渉悟さんは現在日本体育大学に在学中。
硬式野球部には所属していないようですが、軟式やサークルなどなにかしらの形で野球は続けているかもしれませんね。
そんな、来田渉悟さん明石商業野球部時代はレギュラーとして活躍。
小柄ながら背番号3を付け1塁主として活躍。
来田渉悟さんが1年生の時には2016年の選抜で甲子園に出場をしましたが、ベンチ入りのみ。
自身が3年生の2017年の夏の大会の兵庫県予選の決勝では神戸国際大付属に0-4で破れ、惜しくも甲子園出場を逃しました。
そんな兄の無念を晴らすために、来田涼斗選手は明石商業の入学を決意したと言います。
なんともいい話ですね!
明石商業 来田くんの
お兄ちゃん大好きです🤣#明石商業 pic.twitter.com/jOaVpigrje— ⚾︎たいぽん⚾︎ (@t_baseball13211) August 11, 2019
そんな来田渉悟さんですが2019年の夏の甲子園の花咲徳栄戦でもアルプス席でインタビューされていました。
大学生になった来田渉悟さん・・・めっちゃ男前です!
インタビューでは普段は「甘えん坊で可愛い弟」「帰省したときに真っ先に迎えに来てくれる可愛い一面がある」
と来田涼斗選手について語っており、兄弟でも非常に仲が良いのが伝わって来ますね!
ただ,,,,緊張しているのかカミカミでしたw
インタビューからもすごく良い人オーラが伝わってきますね〜。
明石商 来田涼斗 やっぱり凄い!
お兄ちゃんも大喜び!! pic.twitter.com/ZuqxMiPrjz— 安部 勇樹 /yuki_abe (@yuki_abe0416) August 11, 2019
来田涼斗選手がヒットを打った際には自分のことのように喜んでいました(笑)
でも、こんな弟がいたら誰でも誇らしいですよね〜。
兄弟愛が伝わるほっこりする光景です。
今日甲子園でサヨナラホームランを打った明石商業の来田くんの兄貴に
弟の感想を聞いてみました💪 pic.twitter.com/Ifli1G575I— 笹田隆弥 (@FlKKFpEgkzlS6Qe) 2019年3月31日
こちらの動画は2019年のセンバツの智弁和歌山戦で来田涼斗選手がサヨナラホームランを放った試合後。
なかなか良いキャラをしているお兄ちゃんですね(笑)
周りから慕われる愛されキャラなのでしょうね!
明石商業の来田涼斗のトレーニングがすごい!
1日10合食べる食トレがやばい!
来田涼斗選手のすごいところは、その体格。
80kgを超えるその体重は、日々の努力の賜物。
その技術だけでなくその体格を維持する食トレも徹底しています。
その食べる量は1日10合なんだとか・・・・汗
そのかいあって、この冬で体重が7kg増えたそうです。
そして、打球の速度や飛距離が増したと感じているそうで、野球の練習の影でもすさまじい努力をしています。
まだまだ進化を続ける明石商業・来田涼斗
1年生から活躍し、すでにその名も全国区の来田涼斗選手。
すでに顔つき、体つきからとても2年生とは思えないその風格。
その来田涼斗選手のこれからの伸び代に、大きなロマンを感じている野球ファンは数多くいるのではないでしょうか。
本人が憧れているというソフトバンクの柳田悠岐選手を意識してその豪快なフルスイングを心がけているそうですが、柳田悠岐選手の広島商業時代と比べても圧倒的に今の来田涼斗選手の方が技術・パワー共に優っているように思います。
このままいくと、プロ入りはほぼ間違いないでしょうが、将来的には柳田悠岐選手を超える日本を代表するバッターに成長して欲しいですね。
これからのご活躍を期待しています!