ゲイを公言している日本の芸能人一覧まとめ

ゲイを公言している日本の芸能人一覧まとめ

皆さんは「男・女」の他に性別が存在することをご存知でしょうか?

性別の多様性、いわゆる男性・女性以外の性別は「LGBT」とアルファベット文字列で表記・分類されることが多く、近年では有名人が「実は自分はLGBTのいずれかである」と発表(カミングアウト)することも増えてきました。

今回はLGBTのなかの「G」、つまりゲイ(男性でありながら、同性である男性が性愛の対象)であることを公言されている芸能人の方々をご紹介します。

【1】マツコ・デラックス

毎日のようにテレビに出演し、豊富な知識や歯に衣を着せない語り口で人気を呼んでいるタレントであるマツコ・デラックスさんはゲイであることを公言しています。

マツコさんは女装をして踊ったり歌ったりといったパフォーマンスを行う「ドラァグ・クイーン」を自認されています。

ドラァグ・クイーンとは、歴史の長いパフォーマーの一種。ゲイのクラブなどが発祥とされていて、多くの場合、ゲイのパフォーマーが派手なメイクと「女装」でステージで踊ったり口パクをしたりするパフォーマンスが定番です。

引用:LGBT就活・転職活動サイト

各種メディアで大きく取り上げられるようになってからは、LGBT活動家のように振る舞うことや自分がさもゲイ代表であると思われるような行動を意図的に避けていることもあり、自己紹介等では「女装家」と名乗ることも多いです。インタビュー記事などではゲイである自身の立場を踏まえながら人間の相互理解などについて語っています。

引用:KAI-YOU.net

また、かつてはゲイ雑誌「Badi」編集者のひとりでもありました。早稲田大学名誉教授である池田清彦さんとの共著、マツ☆キヨ―「ヘンな人」で生きる技術―内でも自身がゲイであると明かしているようです。

引用:自分らしく生きるプロジェクト

【2】橋口亮輔

「ハッシュ!」や「ぐるりのこと。」、「恋人たち」等を代表作とした映画監督である橋口亮輔さんは、2016年に行われた漫画家の田亀源五郎さんとのインタビューで、かつて過去作「二十才の微熱」撮影時にご自分がゲイであることを公言したというエピソードについて触れています。

引用:GENXY

【3】ロバート・キャンベル

日本文学の研究者であり、早稲田大学の特命教授を勤めているロバート・キャンベルさんも、ご自分がゲイであることを公言されています。カミングアウトの経緯としては、2018年8月にある国会議員がLGBTの方々の立場を軽視する発言をしたことを受け、ご自身がゲイであること、またゲイであったからこそ得られた経験を織り交ぜながらホームページ上で批判したというもの。

倒れても杖となるべきパートナーを病室に呼べず、彼(彼女)の健康保険に入ることが叶わず、老いては介護管理に関わらせることすらできません。先立たれれば相続はおろか、血縁者の反対にあえば葬儀にも出させてもらえません。

引用元:つぶて文字

【4】ぺえ

「ジェンダーフリーの謎のショップ店員」として話題となり、新世代おネエタレントとして活躍するぺえさんは、ご自身のTwitterアカウントで男性が好きであるということを明かしています。

https://twitter.com/peex007/status/912673341001031680

【5】kemio

YouTuberとして194万人ものチャンネル登録者数を抱え、「あげみざわ」「ないたー」等の流行語の生みの親であり中高生を中心に人気のタレントkemioさんは、自身のTwitterアカウントでゲイであることをカミングアウトしています。

https://twitter.com/mmkemio/status/1122307640111927299

【6】へえ(齋藤平七)

純フィリピン人の美容系ユーチューバーとして活躍されているへえ(齋藤平七)さんは、ご自身がゲイであることを公言しながら活動されています。初めてゲイであることをカミングアウトなさったのは2017年に放映された「ナカイの窓」というテレビ番組だったそう。その後、自身の公式YouTubeチャンネルにおいて詳細を語った動画をリリースしました。

【7】三ツ矢雄二

声優の三ツ矢雄二さんは、長らくご自分の性的志向を「グレーゾーン」と表現していましたが、2017年に出演したあるテレビ番組で自身がゲイであることを公言され、各種メディアに取り上げられることとなりました。

引用:ハフポスト

それまで言葉を濁していた背景には、会社勤めをされていたお兄さんの存在がありました。自分のことで兄に迷惑をかけたくないという思いで口を閉ざしていたそう。

お兄さんの定年退職を境に、カミングアウトへ踏み切ったということでした。

以降は、ご自身のSNSでも折に触れてゲイに関するエピソードを明るく披露されています。

【8】井深克彦

第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストであり、現在はテレビ番組や舞台で活躍する俳優の井深克彦さんはご自身のTwitterアカウントにてゲイであることを公言しています。プロフィールを見ると、「L[G]BT」と”ゲイ”を示す”G”のアルファベットが強調されています。

また初めてカミングアウトしたのは、2016年に放映された「有吉反省会 真夏のカミングアウトSP」だったとご自身のブログで説明されています。またその際には「オネエである」という表現をされたようです。

もうご存知の方もいるかと思いますが先ほど放送されたテレビ番組【有吉反省会 真夏のカミングアウトSP】におきまして私、井深克彦はオネエであることをカミングアウト致しました

引用元:井深克彦公式ブログ

ゲイを公表した芸能人がLGBT認知のきっかけに!

今回は、8名の芸能人の方々それぞれがどのように自分がゲイであることを公表してきたかについて知ることができました。マツコ・デラックスさんやkemioさんのように毎日テレビ・YouTube等配信サイトで見かける有名人や、映画監督である橋口亮輔さん、文学研究者であるロバート・キャンベルさんのような文化人・知識人の方々も様々な苦難を乗り越えた上でカミングアウトに至っています。

このように各界の著名人たちが自分のセクシャリティについて赤裸々に公言することで、幅広い世代、あらゆる業界に属す人々が「世間には男女以外にも多様なセクシャリティがある」ということについて認識することにつながるでしょう。多くの人々が性別という分野について興味を持ち、LGBTについての理解がより進みそうです。

世間の人々が性の多様性について知識を深めれば、より相互理解が進みやすく、生きやすい社会となるのではないでしょうか。